日本数学者人名事典   


小野崎紀男 著
ISBN978-4-7687-0342-7
A5判 / 253頁 / 3,675円

日本における算数・数学の歴史を辿ると,大きく分けて3回の移入によってきた.
第1回目は奈良時代初期に中国より伝わり,それは漢数字と九九などで,今でも使われている.
第2回目は織豊時代に移入した「そろばん」,そして江戸時代となり普及して和算(算法、算学)に発展した.
第3回目は(江戸後期に長崎などから入ってはいたが)明治初期に欧米諸国より学校教育に西洋の算数・数学(洋算)が取り入られ,今日に至っている.

古代から現代までに算数・数学に携わった日本人は,師から弟子へ,教師から 生徒へと,何万人,いや何十万人と居たであろうが,すべての人達を網羅することは不可能である.
せめて著名な数学者(指導者,著作者など)の記録・業績の 一端なりとも、後世に残したいと考えて纏めてみた.

歴史を造ったのも人,これからの歴史を造るのも人である.
先人に感謝の念を持ち,その記録をたどることによって,これからの算数・数学及び教育においての指針・方法などを見出し,更なる研究がなされ,技術革新,文化の発展へと寄 与することを願って止まない.
                                        (編者より)

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