重力と力学世界 -古典としての古典力学-   

在庫なし


山本義隆 著
ISBN978-4-7687-0108-9
A5判 / 480頁 / 3,990円

古典力学と古典重力論のもとづく天体力学は,西洋近代科学の中でも最も成功したものであろう.
本書は,古典力学の形成と,その外延の拡大の途上の諸相を再現することにより,力学的世界が何であり,何をもたらしたのかを明らかにしようとしたものである.


  1. 重力とケプラーの法則
  2. 重力に対するガリレイの態度
  3. 万有引力の導入
  4. 万有引力はなぜ万有と呼ばれるか
  5. 重力を認めないデカルト主義者
  6. 「ニュートンの力学」と「ニュートン力学」
  7. 重力と地球の構成
  8. オイラーと啓蒙主義
  9. オイラーの重力理論
  10. 地球の形状と運動
  11. 力学的世界像の勃興
  12. ラグランジュの解析力学
  13. 太陽系の安定の力学的証明
  14. 力学的世界像の形成と頓挫
  15. ケルヴィン卿の悲劇


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