石谷茂 著
ISBN978-4-7687-0329-8
A5判 / 200頁 / 2,415円
2次の正方行列の解説を試みた記事は多いが,単行本になったものはほんどない.
ましてこの領域を掘り下げ,行列の相似,Jordan型,最小多項式,CayleyHamiltonの定理,双線型写像などを解説した本は絶無といってよい.
その理由は,端的に言えば「試みそのものが無謀である」が定説化しているためであろう.
その無謀を承知で単行本化に踏み込んだのはそれを求めている読者が少なくないからである.
本書が大衆向きとは思わないが数学に魅力を感じている人のために少しは役立つだろうとささやかな自負心をもっている.
ましてこの領域を掘り下げ,行列の相似,Jordan型,最小多項式,CayleyHamiltonの定理,双線型写像などを解説した本は絶無といってよい.
その理由は,端的に言えば「試みそのものが無謀である」が定説化しているためであろう.
その無謀を承知で単行本化に踏み込んだのはそれを求めている読者が少なくないからである.
本書が大衆向きとは思わないが数学に魅力を感じている人のために少しは役立つだろうとささやかな自負心をもっている.
◎内容◎
- R-加群としての行列
- 環としての行列
- 行列のなかのベクトル
- 線型写像と行列
- 特殊な行列の割
- 相似とJordan型
- Jordan型の応用
- 行列の方程式を解く
- 線型写像を拡張する
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