異説数学教育史   


安藤洋美 著
A5判/227頁 定価3,150円
ISBN978-4-7687-0409-7
分類:一般 在庫:あり

1980年代は,学校でも数学教育の現代化が叫ばれ,心ある教師たちが抵抗に苦しみながら,数学教育現代化運動に取り組んだ.しかし,経済不況に陥った昨今,生徒たちの心は荒み,忍耐を強いられる学習は忌諱され,数学教育は衰退し,中学や高校ではゆとり教育の名のもとに,数学教育の質は大きく低下している.我が国の将来にとって看過すべきことではない.
先人たちの数学教育にかけた熱意と努力を知ることは大事なことであり,その中でも本書は,数学教育の歴史を社会史の観点から見ることができる数少ない書である.


【内容】
  • 数学の勉強は御国のためにする
  • デジタル思考とアナログ思考
  • 統計は学問ではありませぬ
  • 規則が多数あることは教師の無知に由来している
  • 数学は量の事を論ずる学問にあらざるなり
  • 国家戦略とはなにか
  • 数学もまた言語なり
  • 数学の進歩と完成は国家の繁栄と密接な関係がある
  • 教育の力はそれを殆ど必要としない幸せな正確の人々以外に対しては滅多に効能はないものである
  • 海軍士官は和魂漢洋才であれ
  • 継続は力なり
  • 差別された教科内容と指導方法


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