河田直樹 著
A5判/324頁 定価3,360円
ISBN978-4-7687-0424-0
分類:一般 在庫:あり
本書は「無限と連続」の原基である「実数」を通して,「人間精神」の問題を考えようとしたものである.人間精神,あるいはその心を考えるための「哲学的実数論」の書ともいえる.3部構成からなり,それぞれのテーマについて,関連する数学的,哲学的な問題をいろいろな面から考える.
高校生や大学初年級の学生,あるいは数学に興味のある社会人の方々を,「ルベーグ積分」や「関数解析学」の入り口まで案内する.実はこういうテーマの中にこそ「人間精神」と「無限と連続」の問題が,私たちの直ぐ足下にその‘驚くべき深淵’を覗かせている.その‘驚くべき深淵’の身も竦むような絶景を眺めてみよう.
- 第Ⅰ部 自然数と有理数の世界へようこそ
無限と連続へのいざない,自然数と有理数 - 第Ⅱ部 実数の世界へようこそ
実数,可算集合と非可算集合,実数と数列,連続関数,カントールの3進集合とルベーグ積分へのいざない - 第Ⅲ部 関数空間の世界へようこそ
関数空間,距離から位相へ,関数解析学事始め,近代解析学と認識問題
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