双書⑫大数学者の数学
大沢健夫 著数学の歴史は大数学者たちの活躍によって彩られていますが,多変数関数論の分野では岡潔の名が他を圧して不滅の輝きを放っています.
四六判/228頁 定価(本体2,300円+税)
ISBN978-4-7687-0438-7
分類:数学一般 在庫:あり
岡潔のアイディアの及ぶ範囲は広く,その仕事ぶりに感銘を受けたドイツの数学者が「Okaとは数学者の集団の名前だと思っていた.」と言ったという話もあるくらいです.
本書では高校程度の数学の知識を持つ読者を想定しつつ,岡理論を中心に技術的な細部にはなるべく深入りせず,岡潔がどんな発想で主要な問題を解決したかを物語風に語ります.
内容
- 岡理論の遠景
- 岡の連接性定理
- 上空移行の原理
- 岡の原理とその展開
- 難問解決は突然に
- イデアルの絆
- 峠の先の歩み
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