絶対数学原論   


黒川信重 著
A5判/204頁
定価(本体2,300円+税)
ISBN978-4-7687-0456-1
数学一般:在庫あり
絶対数学は,リーマン予想の解決を目指して,21 世紀になって本格的に研究されるようになった新数学です.本書は絶対数学をはじめから解説します.
 絶対数学が通常の数学と違うのは「一元体」という,もっとも単純なところから数学を見るという点です.数学最大の難問と言われるリーマン予想には,なかなか到達できないのが現代数学の現状です.何かが足りないのです.そこを突破するために,まったく新しく考え出されたのが,根本の一元体から始める絶対数学なのです.
 本書の基本は1×1=1 という,とてもやさしい計算からはじまっています.この
ように,現代数学を絶対数学から反省して見ますと,今まで未知だった大きな数学領域が見えて来ます.
 数千年の長い歴史を持ち最古の学問と言われる数学ですが,日々進化しています.本書では,絶対線形代数と暗号の関係など,日常生活で気付かずに使っていることも扱っています.
 絶対数学原論は,最新の現代数学であると同時に,最深の現代数学でもあります.(著者より)

●内容

  1. 絶対数学に至る道
  2. 一元体
  3. 和のない世界
  4. 絶対体
  5. 絶対ゼータ関数論
  6. 絶対線形代数
  7. 絶対極限公式
  8. 絶対自己同型と暗号
  9. 絶対導分
  10. 絶対・三角・ゼータ
  11. 絶対オイラー積
  12. 絶対保型形式




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