演算子的に見た微分・積分の代数(1)【表示変形論・導入編】   

大森英樹 著 A5 判/244 頁 
定価(本体2 , 600 円+税) ISBN978-4-7687-0491-2 
数学一般:在庫あり

量子やるのに物理は要らぬ.微分積分やればよい.

本書は、普通の微積分を演算子的に見ることに始まって、「いつ」「何処に」ということが意味を持たない「動きまわる特異点」こそが「実体」なのだ、という主張をちりばめた、他に類の無い独自の数学書である。ヤコビのテータ関数に対する新しい見方も含まれている。

内容

  • 第1章 1 変数関数の表示変形
  • 第2章 Weyl 微積分代数と群もどき
  • 第3章 積分で定義される元

Post a comment 1 コメント :

Unknown さんのコメント...

先日、購入させていただきました。
非常に細かいことですが、本書の目次前の扉のあと、まえがきのような部分がありますが、そこのページ(i)の再冒頭にある表現は筆がすべっていると思われます。

>「アレニウスは永久に亀に追いつけない」というものがある、

と書かれていますが、これはおそらくゼノンのパラドックスのことだとしましょう。
問題はその解決のために導入されたのが非可算無限の概念であったり、連続体としての実数であるかのような書き方をされています。
しかし、このパラドックスの解決のためには、可算無限の範囲の議論で十分です。
正確には、この範囲では可算と非可算の無限を区別する必要はありません。
すべて有理数の範囲の議論だけでパラドックスを回避できます。

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