フィボナッチ/アラビア数学から西洋中世数学へ   

双書15・大数学者の数学

三浦伸夫 著
四六判/377頁
定価(本体2,800円+税)
ISBN978-4-7687-0449-3 
数学一般 在庫あり
フィボナッチの業績は有名なフィボナッチ数列とアラビア数字導入の二つにと どまらない。  本書は、フィボナッチの仕事とその時代の数学について、それ以前のギリシャ 数学、アラビア数学、さらにフィボナッチ以降の数学をも視野に入れ、 フィボ ナッチが何をしたか、フィボナッチはどこから何を学んだか、そしてフィボナッ チは何を伝えたかを叙述する。

●内容

  • アラビア数学
  • アラビアの代数学
  • アブー・カーミルの不定方程式
  • 西アラビア 数学
  • ギリシャ・アラビア・ラテン-数学の翻訳
  • 中世ヘブライ数学
  • フィボ ナッチを巡る人々
  • 『算板の書』:数と計算
  • 商業問題
  • 遊戯問題
  • 仮置法と代 数学
  • フィボナッチの無理数論
  • フィボナッチと代数学
  • フィボ ナッチと『幾 何学の実際』
  • 中世の幾何学
  • 算法学派の数学
  • パチョーリ『スンマ』
  • 算法学 派の影響
  • フィボナッチ『平方の書』
  • 『平方の書』を 巡って
  • フィボナッチ 全集と19 世紀イタリア
  • フィボナッチを巡る果てしない旅

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